マイホームの夢を叶えるためには、少しでもお得に土地を手に入れたいもの。
しかし、いつ、どのように交渉すれば良いのか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、土地購入における割引交渉のタイミングや、交渉を有利に進めるための情報収集方法、具体的な交渉術についてご紹介します。

土地購入最適な割引時期

閑散期に交渉する理由

土地の価格交渉を有利に進めるためには、時期を見極めることが重要です。
一般的に、不動産業界には閑散期と繁忙期があり、閑散期の方が交渉に応じてもらいやすい傾向があります。
閑散期は、2〜3月、9〜10月を除く時期です。
この時期は、不動産会社の顧客が減り、売上を確保するために、多少の値引き交渉にも応じざるを得ない状況になりやすいからです。
また、売主側も、物件を長く抱えていると固定資産税などの維持費がかかるため、早期に売却したいという思惑が働きやすくなります。

決算期狙いの注意点

不動産会社の決算期（3月、9月が多い）も、売上目標達成のため、多少の値引き交渉に応じてもらいやすい時期です。
しかし、決算期は繁忙期と重なることが多く、他の購入希望者との競争も激しくなる可能性があります。
そのため、決算期を狙う場合は、事前に十分な情報収集を行い、交渉の準備を整えておくことが重要です。

購入希望土地価格交渉術

売主事情の把握術

価格交渉を成功させるためには、売主の事情を把握することも重要です。
・販売開始からの期間
販売開始から長期間経過している土地は、売主が早期売却を希望している可能性が高く、価格交渉に応じてもらいやすい傾向があります。
一般的に、不動産を売却する際は、3ヶ月で成約する予定で価格設定をしていることが多いです。
そのため、販売を開始してから2ヶ月半が経過している場合などは、交渉に応じてくれる可能性があります。
・売却理由
売主が転勤や相続などの理由で早期に売却したいと考えている場合、価格交渉に応じてもらいやすい傾向があります。
ただし、売主のプライバシーに関わる情報なので、不動産会社の担当者を通じて、慎重に確認する必要があります。
・住宅ローンの残債
売主が住宅ローンを完済できていない場合、売却価格で残債を返済する必要があります。
そのため、大幅な値引き交渉は難しいかもしれません。

まとめ

土地購入における割引交渉を成功させるためには、閑散期や不動産会社の決算期などのタイミングを見計らい、市況や売主の事情に関する情報を集めることが重要です。
・閑散期は交渉のチャンス。
・売主の事情を把握する。
・市況価格を把握する。
これらの情報を基に、不動産会社の担当者と協力して、粘り強く交渉することで、希望する価格で土地を購入できる可能性が高まります。