2025年8月23日

マイホーム建築の地盤調査結果がわかる時期と確認方法

マイホーム建設、夢が膨らむ一方で、気になるのは地盤のこと。
地盤調査は、家を建てる上で欠かせない重要なステップですが、その結果がいつわかるのか、不安に感じている方も少なくないのではないでしょうか。
調査方法によって期間は異なり、報告書の内容も複雑で、初めての方には戸惑うことも多いでしょう。
今回は、地盤調査結果がいつわかるのか、その疑問を解消する情報を提供します。
連絡が遅い場合の対処法や、結果を待つ間の過ごし方もご紹介します。

 

地盤調査結果の報告時期

 

調査方法別所要期間

 

地盤調査の方法には、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)、スクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)、ボーリング試験、平板載荷試験、表面波探査法などがあります。
それぞれの調査方法によって、結果が出るまでの期間は大きく異なります。
・SWS試験は、比較的簡易な調査方法で、調査時間は2~3時間、長くても半日程度で終わることが多く、速報であれば半日から1日で結果が得られることもあります。
木造一戸建ての建設時に多く用いられます。
・SDS試験はSWS試験を改良したもので、より詳細なデータが得られます。
調査時間は2~3日が一般的です。
・ボーリング試験は、地盤に穴を開けて試料を採取する調査方法で、より詳細な地盤の情報を得ることができます。
大型の建物や複雑な地盤の調査に用いられ、報告書の作成を含めて10日~2週間ほどかかります。
・平板載荷試験は、地盤の硬軟や杭の強度を調べる調査方法で、調査時間は4時間程度です。
・表面波探査法は、地盤を掘らずに振動を利用して地盤の支持力を測定する方法です。
調査時間は2.5~3時間程度ですが、地盤の状況によってはそれ以上かかる場合もあります。
これらの調査方法に加え、地盤改良が必要となる場合、その見積もりの作成にも時間がかかります。
そのため、地盤調査会社からハウスメーカーへの報告書提出、そしてハウスメーカーからお客様への連絡まで、全体で1週間から2週間程度かかるケースも珍しくありません。

 

報告書の確認方法

 

地盤調査報告書は、専門用語が多く、一般の方には理解しにくい内容です。
しかし、重要なのは、地盤改良の必要性と、その費用です。
報告書には、地盤の強度、地質、地下水位などの情報が記載されています。
特に、「自沈層」の有無は重要な指標です。
自沈層とは、地盤が非常に軟弱で、おもりだけで簡単にロッドが沈んでしまう地層のことです。
報告書に「ストン」と記載があれば、自沈層の可能性が高いです。
しかし、地盤改良の必要性は、報告書だけでは判断できない場合もあります。
専門家と相談しながら、適切な判断をすることが大切です。
報告書を受け取ったら、まず全体をざっと読み、専門用語に惑わされず、図表などを中心に確認してみましょう。
わからない部分があれば、担当者や地盤調査会社に積極的に質問することをお勧めします。

 

連絡が遅い時の対処法

 

地盤調査の結果報告が遅れている場合、不安になるのは当然です。
まずは、ハウスメーカー担当者に連絡を取り、状況を確認しましょう。
連絡がなかなか取れない場合は、メールや書面で問い合わせるのも有効です。
積極的に連絡を取ることによって、担当者も状況を把握し、迅速に対応してくれる可能性が高まります。
また、連絡が遅いことへの不満や不安を伝えることで、今後の対応に改善が見られるかもしれません。

 

地盤調査結果がわかるまで

 

調査開始から報告まで

 

調査開始から報告書を受け取るまでの期間は、調査方法、地盤の状況、報告書の確認作業、そしてハウスメーカーや地盤調査会社間の連絡調整などによって大きく変動します。
そのため、明確な期間を提示することは難しいですが、早くて数日、遅ければ2週間程度かかるケースもあります。
調査会社からハウスメーカーへ報告書が提出された後、ハウスメーカーが内容を確認し、お客様へ連絡するまで、さらに数日かかる可能性があります。

 

報告書の内容と確認ポイント

 

報告書には、地盤の強度、地質、地下水位、改良の必要性とその方法、費用などが記載されています。
確認する際には、以下のポイントに注目しましょう。
・地盤の強度:地盤の支持力が十分かどうか。
・地質:地盤の種類や層の厚さ。
・地下水位:地下水位が高くないか。
・改良の必要性:地盤改良が必要かどうか、その理由。
・改良方法:どのような地盤改良方法が提案されているか。
・費用:地盤改良にかかる費用。
これらの情報をもとに、担当者と十分に話し合い、疑問点を解消しましょう。

 

地盤調査の結果を待つ間

 

不安解消のための情報収集

 

地盤調査の結果を待つ間は、不安になるかもしれません。
しかし、この時間を有効活用することで、不安を軽減し、より良い家づくりを進めることができます。
インターネットや書籍などで、地盤に関する情報を収集しましょう。
地盤の種類、地盤改良の方法、費用などについて理解を深めることで、報告書の内容をより正確に理解し、担当者とのコミュニケーションもスムーズになります。

 

建築スケジュールへの影響

 

地盤調査の結果によっては、建築スケジュールに影響が出る可能性があります。
地盤改良が必要な場合は、その工事に時間がかかるため、着工が遅れる可能性があります。
ハウスメーカー担当者と綿密に連絡を取り合い、スケジュールに遅延が生じた場合の対応策を事前に確認しておきましょう。

 

地盤調査結果の入手方法

 

報告書の受け渡し方法

 

報告書の受け渡し方法は、ハウスメーカーによって異なります。
直接手渡し、郵送、データでの提供など、様々な方法があります。
事前にハウスメーカーに確認しておきましょう。

 

データのデジタル提供

 

近年では、地盤調査の結果をデジタルデータで提供するケースが増えています。
データを受け取れば、パソコンやスマートフォンでいつでも確認できます。

 

まとめ

 

地盤調査の結果がわかるまでの期間は、調査方法や地盤の状況によって大きく異なります。
迅速な連絡を心がけることはもちろんですが、報告書の内容を理解し、担当者とよく話し合うことが重要です。
地盤調査は、安全で安心できる家づくりにとって不可欠なプロセスです。
結果を待つ間も、不安解消のための情報収集やスケジュールへの影響を考慮し、積極的に行動することで、よりスムーズな家づくりを進めることができます。
専門家と相談しながら、安心してマイホーム建設を進めていきましょう。

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